最新情報
現在の位置:ホーム > 最新情報 > ニュース ニュース
帝国「水素化脱硫バックフラッシングユニット」――石油化学工業のグリーン、低炭素化に貢献! 2015-09-09

 水素化脱硫バックフラッシングユニットは帝国グループが独自に開発した環境に優しい、グリーン、低炭素化の製品です。石油精製過程での硫黄分を除去することを目的とし、従来の脱硫方法より効率アップを図り、原価低減も実現しました。

 水素化脱硫プロジェクトは最初に中国で建設され、そこに帝国のバックフラッシングユニットが採用されました。その後、アメリカ、カナダ、ロシア等の国に幅広く採用されています。中国国内に納めたバックフラシングユニットは実際の生産に入り、長期間順調に運転を続けています。

帝国水素化脱硫バックフラッシングユニット

 帝国水素化脱硫バックフラッシングユニットは、高温、高圧、大流量の特徴を持っており、しかも一台のポンプで対応が可能です。取扱液はスラリー液のためバックフラッシング構造を採用しています。ユニットの最高温度は450℃、最高圧力は17MPaに達し、低圧、低温及びインバータ起動、温度変化による取扱液の粘度などへの対応が全て可能です。バックフラッシングユニットの設置方法においても特殊性が求められます。

帝国水素化脱硫バックフラッシングユニット外形図

 帝国水素化脱硫バックフラッシングユニットは、ガス、粒子を含んでいる取扱液などの厳しい現場状況に対応するため、特殊な設計を行いました。ベースにポンプ、熱交換器、定量ポンプ等を同時に設置できるようにコンパクトに設計し、またこの構造により、モータ側に気体が入らないように設計しています。

水素化脱硫バックフラッシングユニットの仕様

型式:バックフラッシング構造、ガス、粒子などのある取扱液にも対応できる

構造:立型、横型

最大流量:3200m³/h

全揚程:260m(単段ポンプ)

最大設計温度:468℃

最大設計圧力:55MPa

最大モータ出力:630kW

電源電圧範囲:380V~10kV*50/60Hz*3Φ

 液体の比重及び粘度の変化により軸推力に影響しますので、これに対応するため設計上は専用のスラストベアリングを採用し、ポンプの使用寿命を有効的に改善しました。

 全知能検知TMGメータ(Teikoku-Multi-FunctionGuarder)を採用し、ラジアル摩耗、軸方向摩耗を検知できるほか、モータの逆回転、欠相警報および遠隔データの収集もできます。4-20mAアナログ信号を分析することにより、ポンプが安全、安定に運転することを確保致します。

 このユニットにはキャン破損の圧力検知機、液面計、コイル温度センサー、振動センサー等の安全装置を備えており、コントロール室で現場運転状況を検知することが実現しました。

 現在、帝国水素化脱硫バックフラッシングユニットは、世界中の石油化工業界に幅広く採用されています。全ユニットは安全、無漏洩の特徴を持ち、根本的に環境汚染問題を防ぎ、客先現場で大きな役割を果たしており、国内外のお客様より高い評価をいただいております。大連帝国は人間と環境に優しい製品を提供することを大切にしています。中国及びグローバル石油化工業界のグリーン、低炭素化に貢献し続け、美しい地球を守ってまいります。